【コラム】大気汚染と上気道感染(風邪)から身を守る

風邪は咳やくしゃみによる飛沫感染や細菌やウイルスのついた手を口に入れるなどの接触感染で起こります。インドで秋冬に増悪する大気汚染は、汚染物質が鼻、口、のどの粘膜を傷つけます。また冬の乾燥した空気は粘膜を乾燥させ、バリア機能がさがり、細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなります。 細菌やウイルスから身を守るために日頃から何に注意すればいいでしょうか?

キーワードは加湿、清潔です。 AQI(大気汚染指数)がひどいときは屋内でなるべく過ごし、外出時にはマスクをすることが必要です。マスクにより体内に細菌やウイルスを持ち込む可能性を下げ、湿度が保たれ鼻や口の乾燥を防ぎます。また飲食時、帰宅時には手洗い、うがいを必ず行いましょう。 室内で過ごす際にも、空気清浄機に加え加湿器の使用や濡れタオルを干すことで湿度を保つことが重要です。

また大気汚染物質には水に溶けるものも多く、拭き掃除も有効です。 それでも風邪をひいてしまったり長期の咳が続く場合は、家庭内感染を防ぎ他の病気が無いか確認するためにも、近くの病院やクリニックを受診し早期に治療しましょう。

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